2016年08月25日

れた交差点な可能


病院の受付のバイトが終わった帰り道、家のすぐ近くで、初老といってもいいくらいの齢の男が、二人の警察官に囲まれていた。  男は何故かモモヒキ姿だった。 ただの酔っ払いか、それとも露出狂なのか、傍目には分からなかったけれど、お巡りさんの一人は困ったような顔をしていたから、きっと酔っ払いなのだろう。

男は靴を履いたまま、ベルトの通ったズボンを履こうと努力しているのだけれど、ズボンの中に足が通らず、何度もよろけていた。 それを二つの懐中電灯の光が照らしていた。 3人とも、「まいったな」という顔をしていた。

いつもならそれを見てクスっと笑みを浮かべるところだけれど、今日は疲れすぎているのか、僕の頬は硬直したままだった。

ところで昨日は木枯らし1号が吹いたそうだね。 寒くて、静かな世界だ。

浅草橋で外壁クリーニングの仕事をしていました。 ロープにぶら下がって懸命に壁を磨いていたら、隣の同僚たちが何やら興奮した様子で地上を見ていました。 見ると、少し離で、乗用車がなぜか横倒しになっていました。 野次馬がどんどん増えていって、パトカーが来て、救急車が来ました。

一体どうやったら乗用車が横倒しになるのかは分かりませんが、とにかくその黒いワゴン車は一人ぼっちで横倒しになっていました。 低く鳴り続けるクラクションが、「いかにも」という感じでした。 施工記録用のカメラを持って事故現場に駆けつけた同僚(29歳)によると、運転手らしき若者は、たいした怪我もなくて、ただオロオロしていたそうです。

全くこの世の中は、「なんでもあり」なんだなと、つくづく思いました。 一瞬先は闇というか、よくもまぁ、僕もあなたも無事で生きているものです。 なにごともなく過ごしている僕もあなたも、周囲にはいろいろ性が満ちているのだけれど、今まではただ運が良かっただけなのかもしれない。


Posted by いてこてんと横 at 12:52│Comments(0)
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